(コチラ,特に結論のないダラダラとした文章になります)
何かを作るのならば,折角なら,いいものを生み出したいなと皆思うはず。
自分の中で'いいもの'とは何か?と考えた時,こんな分類になる。
・役に立つもの
・美しいもの
・面白いもの
'役に立つ'とは何か?
この定義は簡単で,「それがなかったら困るもの」だ。
自動車は役に立つものであり,自動車がなくなったら重い荷物を遠くに運ぶことはできなくなってしまう。
'美しい'とは何か?
この定義は客観的になもので曖昧。なぜバッハのバイオリンのための無伴奏曲はあんなにも美しいのか?美しさはある程度までは理論やルールで説明することは出来る(もちろん全てを説明することは不可能だけど)。
少なくとも言えることは,美しくないものはある程度の共通項があるので,その部分を予め省くことが出来るのかな。
最後に,'面白い'とは何か?
この定義はほぼない。面白さは捉え所がない。人によって捉え方は多種多様で,同じ人でも状況によって面白さの感じ方が変わってしまう。まさに「おもしろきこともなき世をおもしろく。すみなしものは心なりけり」だ。心次第。
しかも,面白さには'飽き'というものがある。面白さの一つである'笑い'を作り出すお笑い芸人は,出てきては消えてしまう。
どうすれば面白いものを作れるのか?ヒューリスティックな手法はあるのか?それとも常にゼロから作るべきなのか?謎。
と,こんなことをズルズルと考えていたら,作家の井上ひさしの言葉を見つけた。
"難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く"
'役に立つ'ものを作るということは,'難しいことを易しく'するということ。
'美しい'ものを作るということは,'易しいことを深く'するということ。
そして行き着く先は,'面白さ'